4/17(金) 昨夜は竜巻も起こらず、熟睡の夜を過ごすことが出来た。今朝はやや天気は不安定 それにしてもこの島はどこを動いても息を飲むような自然の海や海岸がすぐに目の前に現れて、何と風光明媚なんだろう。Everyoneというこの地方のコンビニで、食べたい地方の食糧を仕入れて、海岸でランチ。白い砂、爽やかな風、大きな葉を広げるソテツ、陰でこっそり咲くヒルガオに囲まれて一味違う昼食を味わう。 それにしても山だらけのこの島はやたらにトンネルがある。そしてトンネルを抜けると必ず青い海が目の前に広がる。いつの間にか今日の宿泊場所の近くに来た。やはり海 ![]()
。 |
![]() 4/18(土) 270度の眺望、どこを見てもオーシャンビューなのに一方向だけにしかホテルが建って ![]() 次に「奄美自然の森」へ出かける。山の中の車がやっと1台通れるだけの巾の細い未舗装の道路をおっかなびっくり進む。対向車が来ないことを願いながら、先の見えない細いカーブを何度も通ってやっと到着。文字通り前人未踏の森を少しだけ人を受け入れてくれるようにした場所。「ハブが出るので注意!」の看板を見ながらガジュマルや太い蔦が絡みつく森林を行く。腰掛ける場所を見つけて、座るとかん高い鳥の声が交差する。これが奄美の原風景なのだろう。大きな葉の間に小さな赤い実が見える。それを小さな虫が飛び回って突く。幹の土台部分に大きな穴が開いて朽ちているのに上の方には青々とした葉がついている。植物の生命力も相当なもの。でも太い朽ちた幹が倒れていて若木の栄養になっているところもある。自然の輪廻。 ![]() 奄美の画家、田中一村の晩年を過ごした家に行ってみる。奄美では中心的な町、名瀬の山側の外れにあった。知らずに通り過ぎそうになる小さな場所。8畳くらいの畳部屋に台所だけという感じの掘っ立て小屋。誰もいない。雨戸の隙間から中を覗く。この小さな小屋から、あの美しい細やかで大胆な絵が生まれた。人が住む現実とその人の想像力、精神力は全く別物であることをこれ程はっきり示してくれる場面も珍しい。
飛行場へ戻る時間になる。最後に |