10/3(金) 10/4(土) 週末なので、ホテルもかなり人が入っている。朝食のテーブルもほぼ満杯。トーストも自分でトースターに入れて自分の好みの焼き方にするのはいいとして、ゆで卵まで自分で湯の中に卵を入れて個々にタイマーをセットして待つ。 ![]() 霧雨模様だが、近くのエーレンベルク城跡に出かけてみる。宿の人に道筋を教わる。約40分くらいの道のりだろうという。傘はほとんどいらないくらい。付近のチロル地方独特のスキー用 ![]()
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![]() ![]() 歩き始めて1時間もたったかなと思われるころ、やっとエーレンベルク城跡入り口の博物館前に到着。そこからさらに30分くらい坂道を登ったところに城址はあった。傾斜はきついが高尾山の登山道くらいの巾の山道を進む。また空は曇り、みぞれが降り始める。少し風も出てきて、ヤッケで「完全武装」のわが身にも、寒さがしみ込んでくる。ときどき山道ですれ違う人たちは「モルゲン(Guten Morgen!)」と挨拶を交わす。皆元気に足早に登っていく。しかし大抵の人は登山口まで車で乗り付けて、そこから30分歩くだけ、それ以前にふもとから1時間も山道を登ってきた我々とは違う。しかも帰りも同じだけの道のりをもう1度繰り返すことになるから体力を蓄えておこうと1軒だけあるレストランで暖かいスープを飲む。寒さや雨などにも邪魔をされて、宿に着いたらかなりくたびれていた。ここはドイツのノイシュバンシュタイン城か
途中道が分からなくなった。牧草地の向こうに一軒の民家が見えた。庭に若夫婦がいる。その人に聞いてみる。大きな洋犬が親しみをこめて飛びついてくる。2人は出てきて、犬を制し、きれいな英語で道順を説明していたが、奥さんがちょうど犬の散歩に出かけるというので途中まで案内してあげようと言う。見るとマウンテンバイクを用意していて、山のほうへ案内し始めた。狭い山道がやや平坦になって、道が分かりやすくなったとこ 10/5(日)
また途中、ドイツ領内のガーミッシュ(Garmisch)で乗り換えて、インスブルック(Innsbruck)に着いたのは2時間20分後。汽車のドアは手動でハンドルを90度くらい強く回転させないと開かない。ホームから見える周りの雪山も、赤い機関車と対照的で、眼が覚めるようだ。とりあえず、予約しておいた旧市街のホテルへ。まだ昼前なので、荷物だけ預けて外に出る。さすがに
15世紀、マクシミリアン1世がハプスブルグ帝国の中心をここに移してから、一時ヨーロッパの文化や政治の中心地だっただけに、古い建造物も多い。今日の宿、Weisses Kreuz(=White Cross)は1465年に建てられ、1769年にはイタリアへ向かう13才のモーツアルトが父と宿泊したホテルだそうだ。その後ナポレオンやナチへの抵抗勢力の拠点となり、第2次大戦ではイタリアから攻め込んだアメリカ軍がこのホテルを司令部に使ったという。今日はちょっと奮発して雪山を望むベランダつきのスイート・ルーム(朝食付き2人で€110)。天井の高い5階の屋根 ![]() |