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97/11/1(土)

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田無にも秋の風情が....

 
 
 
お彼岸も過ぎて10月にはいると緑の少ない東京郊外も一層緑が少なくなるが、我が家は結構常緑樹が多く、日向を奪ってしまう。しかしその木下でススキが風に揺れるのは結構風情がある。お月見には少々遅いかもしれないが、お膳立ては出来ていて小鳥の休憩地でもある。


このところ暖かかったせいか、姫椿(山茶花)が一輪だけ玄関脇のツツジの木の間から顔を出した。春のツツジが終わって鮮やかな色が消えていたところに急に咲くのでびっくりする。しかしその下は柴犬サクラが穴を掘って隠る場所の近くなので要注意。


  4月20日号で写真をお目にかけたハナミズキが半年後にはこうなりました。白い花は赤い実に変わり緑の葉はだいだい色に変わりかけて全くイメージと雰囲気が変化して面白い植物です。1年中かわった姿を次々に披露してくれるので桜などよりおもしろいとは悦子の弁。
  
 この右は何だと思いますか。葡萄ではありません。おばあちゃんのお気に入りの「紫式部」です。やや大きめにクロースアップしたので葡萄みたいですが、小さな実で門を入った右手にあります。本物の葡萄はおばあちゃんがうっかりつるを元のところで切ってしまい、せっかくなっていたのが、しわくちゃの乾いた梅干しのようになってしまいました。今年はダメです。
  これも4月20日の写真にあったカリンの6ヶ月後の姿です。少し熟れすぎておかしくなっていますが、すぐ上には緑のものもあります。3つ4つしかなっていませんが全部大きくなり、数年前のように、その気になればカリン酒も可能のようです。この下はチェリーの隠れ家になっていて、シャワーの嫌いな彼女は決まってここに身を隠します。
 
 これもおばあちゃんのお気に入りの「愁海堂」。ピンクの上品な花びらを緑の中にほんのりと浮かばせる。目下離れの窓の下に咲いていておばあちゃんが寝ていても見える位置にある。 そのすぐ前にはすすきが繁っているので、月見の舞台装置はそろっているようなものです。でも木が遮って残念ながらそううまくはいかないようです。

 これも離れの窓の下にあります。「ヘリオトロープ」というそうです。かつては香料を作るのに用いたそうですから、さすがにいい匂いがします。水を枯らせて一度枯れかかったのを何とか生き返らせたので花の付きが今一つです。

田無駅ますます接近!

目の前に跨線橋・徒歩30秒で駅舎へ


 今年の4月に着工した田無駅の改築工事がやっと少し進み、橋上駅の駅舎やホームへの階段などの鉄骨の組立が終わりつつある。毎日ウィークデイは終電車の終わる11時頃から巨大なクレーンが恐竜のごとくかま首をもたげ始める。恐竜の目のような水銀灯がこうこうと照らし出す中で、赤い錆止めの奇
妙な形の鉄骨をくわえてゆっくり空中を回していく下で眠りにつくのはあまりいい気分ではない。それが朝1番電車が動き出す直前まで絶えず動き回る。かつて30年くらい前にも1度100メートル位駅舎が我が家の方に動いてきたことがあったが、またまたである。
 今鉄骨が並べられているところで、昭和30年頃には、七輪コンロを出して鯣か何かを焼きながら近所の人が酒を飲みながら花見をしていたことを思い出すと、東京への人口集中を実感する。
 しかしこれが完成するのは1年半後の平成11年の3月だと言うからうんざりする。でも今度は高齢化社会に備えてか、車椅子用のエレベータが付くし、歩行者のエスカレーターも4カ所付くことになっている。
 便利になることは人が集中することで、そこでまた不便が生まれるという悪循環になる。とにかくしばらくは騒音と不便に耐える期間が続きそうである。



ラフカディオ・ハーンと              現代の教育

健 夫

 学校の「紀要」の原稿を頼まれて、上のようなテーマで文章をまとめてみました。Lafcadio Hearnは丁度今から100年くらい前の日本で多分1番日本を理解していた人だと思います。自叙伝と同じで、日本人が日本を語るときはどうしても客観的になれない面がありますが、彼の目は当時としては1番客観的で鋭い洞察力を持っていました。私がこの37年間教師をしてきた間の変化を考えながら読み返すと、興味の尽きない部分があります。もし興味のおありの向きは下のマークをクリックしてページを開き全文をお読みいただき、ご批判ください。

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