↓既刊号です 



1.
 孫2人のピアノ
2. オーストリアの旅(Austrian Trip)
3. ザルツブルグ結婚式(Salzburg Wedding)
4. スペイン人お宅・フラメンコの夕べ(Logrono)

 1. ポルトガル一人旅 (PORTUGAL)
 2. 東ヨーロッパの光と影 (EAST EUROPE))
 
3. タスマニア島とオーシャン・ロード
   (TASMANIA & OCEAN ROAD)
 4. ボランティア・ガイドのスナップ集
   (VOLUNTEER GUIDE PHOTOS)
  5.  `オーストリアの田舎巡り
   (The Countryside of AUSTRIA)
●サウンドとシナリオで「英語耳」!      (4以外は全編収録)
 1. 星の王子さま(Little Prince)
 
2. ローマの休日(Roman Holiday))
 
3. エデンの東(East of Eden)
 
4. セールスマンの死
   (Death of a Salesman)(未完)
 
5. 第三の男(The Third Man)
6. オバマ大統領演説集(President Obama's Speeches) 
 2002.7.20 Easy Plays from Shakespeare Igusa1998 Koyamadai3D Minamitama Kunitachi_1957 Shimonoseki

個人旅日記など 
  スペイン・南フランス・イタリー知人訪問
オーストリア田舎巡り
早春のクロアチア、スロベニアを行く
 東京で異文化交流
 タスマニア島とメルボルン
 東ヨーロッパの光と影
 ポルトガル一周一人旅
 フロリダドライブ日記
 ドイツ・オーストリア写真帳
 奥の舗装道(ほそみち)
 カナダ人我が家滞在3週間
 アメリカ国立公園
 西南ギリシャ
 サイパン島
 セブ島
 カナダ・アメリカ西部
 アイルランド
 パリ→ローマ ドライブ
 ケニア
 フィジー
 フィリピン
 グァム
 北海道
 




 スペイン家庭訪問・フラメンコ(30分)
 浩・絵美ザルツブルグ結婚式(13分)
 オーストリアの旅(40分)
 孫たちのピアノ(13分)
 イオニア海の島々(40分)
 タスマニア・メルボルン(50分)
 東ヨーロッパ(40分)
 ポルトガル1人旅(40分)
 カナダ人日本滞在(50分)
 カナダ家庭滞在(50分)
 ニュージーランド紀行(80分)
 奥の舗装(ホソ)道(50分)
 フロリダ・ドライブ(50分)
 サイパン(20分)

オフシーズン 動植物愛護と自然 親切とトラブル
ファームステイ 個人の旅 こだわり 落穂ひろい
ビデオ (80分・Windows Media Player9<無料>をInstallしてください)

 オフシーズン

 梅雨とワールドカップ過熱フィーバーから退避することも考えて、6月3日にニュージーランドへ発って16日ほどかけて南北の島を3100キロほどハンドルを握って走り回ってきた。JALのスーパー悟空で2ヶ月前に単純往復の航空券をとると往復8万だったが、往路をクライストチャーチに降り、復路をオークランドから成田行きに乗るとどういうわけか5000円アップになった。

 最初は本やインターネットなどを見ていて、南島の西海岸の原始林のなかに自分でロッジを建ててビジターに自然の生活を体験させているニュージーランド人の記事を読んだ。彼らは森の中の水の流れを利用して自家発電し、廃棄物も自分で完全処理して自然と調和した生活をしているという。これを訪ねてみようと思って原生林対応(?)の完全防水の靴や防寒具を買った。直接電話してみると、不運にも冬場の6〜7月は閉鎖しているという。仕方なく普通の農場などのファームステイなどに切り替えた。

 またクライストチャーチから南端のインバーカーギルまで1日1本の特急列車があると聞いて調べたら、これも冬場だけでなく採算が取れず、今年の2月に打ち切りがきまったという。

 実際、飛行機がクライストチャーチに着陸する直前の10分間くらい、眼下に広がる南島の3000メートル級の山が連なるアルプス山脈が一面真っ白なのを見ていると、来る時期を間違えたかなとも思った。しかし逆に雪をかぶって聳え立つ峰が真っ青な空を突き破るようにして連なるさまは息を呑むような感動を与えてくれる。6月4日朝のクライストチャーチの気温は摂氏1度であった。湿度はそんなに低くないせいかそれでもそう寒いとも思わない。ニュージーランド1,2を争う国際空港も旅客が到着すると一時的に賑わうが、しばらくするとガランとして、空港内の銀行の窓口もブラインドを下ろしてしまう。

オフシーズンの旅というのはへそ曲がりの気まぐれと思われるかもしれないが、利点もある。まず航空運賃、宿泊代などがピーク時の2/3くらいになる。実際今回の旅で泊まったBB、モテル、ホテルでも(朝食がつかない場合もあるが)、1人1泊に換算するとほとんど40ドル(2400円)前後で景色のすばらしい宿で充分快適に過ごせるし、モテルの場合は完全な台所が着いていて、たいてい寝室が2つあって4-5人も寝られる上に、ストーブはもちろん、電気毛布も全てのベッドに備えられていた。だから、その場合は部屋(room)をかりると言わずに、(2LDKの)ユニット(unit)を借りるという。 

観光する際の混雑がほとんどないこともオフシーズンのメリット。実際往復の飛行機でも後ろの席はガラガラなので、3席から4席を一人で占領して、ゆっくりとはいかないまでも、横になって眠っていくことができる。また空気が澄んでいる上に、マウント・クックをはじめ、沢山あるアルプスの峰は全部雪をかぶっていて、数ある神秘的な湖水に影を映しながら青い空に聳え立つ雄姿は、朝焼け雲の下であろうと、夕焼けの赤が加わっても、強烈な印象を脳裏に刻み付ける。しかも北島の北の方は亜熱帯の気候なので、冬の6月でもハイビスカスの花やバナナの実がなっているのが見られるところがあるので、冬の南から初夏の北へと変化に富んだ旅行を楽しむことになる。

それでも南島の南の方はかなり寒くなる。クィーンズタウンなどでは朝起きると車の窓にはかなりの厚さの氷が前面ガラスに張り付いていた。大量のお湯をかけながらワイパーを何度も回し一応は溶けるのだが、走ると寒さでまた前面ガラスの水が凍って見にくくなるので、ワイパーを回しながら暖房を窓に吹きかけ、やっとのことで視界を保つことができた。道路も霜や薄い氷の層が張り付いていて滑りやすいのに、現地の人はカーブでも100キロ近いスピードで飛ばしていく。こればかりはマイペースを維持するしかない。

冬の旅が不利なもう1つの点は日照時間の短いことである。朝は7時でもまだ暗い。でもその暗い公園の周りの道などをジョギングする人の多いこと。寒くても半そでに短パンである。通勤者も暗いうちから出勤する。そして午後は4時半ころからもう暗くなり始める。我々も4時にはもう泊まる場所を探し始めた。実際大都市以外では、暗くなると本当に真っ暗で、車のヘッドライトも上向きでないと道が曲がっていくのも良く見えない。

南島の南部東海岸にあるダニーデンの海側に突き出たオタゴ半島はアホウドリやペンギンで有名なところだが、その突端に行くには海岸線に沿って20キロも続くヘアピンカーブを進まねばならない。道路わきにはガードレールなどは一切なく、ちょっとハンドルを切り損ねると海の中へドブンとなるはずの片側1車線の曲がりくねった道路の時速制限は70キロ。これが夜になると真っ暗。さすがに道路中央の境界線上に埋め込まれた豆電球のような誘導灯が転々と見えたが、それでもおっかなびっくりの運転だった。近くのダニーデンに長く住むAllanさんにこのことを言ってみたら、「私だってあの道で70キロはとてもだせない」と即座に言った。罰金をとるために低く設定されたような日本の制限速度に慣れていると、「やれるならやってみろ」的な、自己責任にゆだねたやり方は新鮮である。制限速度標識の信頼度が高まり、無視できなくなるから不思議だ。


身体は動き回っているのに「心」は死んでる
ルイ・マルの未公開映画My Dinner with Andre 紹介
映画「華氏911」とその周辺
イラク戦争は何故起こったか
人生90年を振り返って
戦前、戦中、戦後の89年の母親の記
アメリカのアメリカによるアメリカのための21世紀?
一人勝ちのアメリカの国連潰しが秘密裏に進行する
21世紀の日本...あなたはどちらを取りますか?
(21世紀を考える対照的な2つの記事が出た。我々はどんな展望を持つべきなのだろう)
そのとき「私」は? (2001.9.18)
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親父の思い出
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1996年11月15日逝去した父の戦時下及び戦後の89年の人生を思う。

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外人から見た日本の奇異な習慣をユーモアを込めて論じる。英文。

言霊(コトダマ)信仰の不思議
(井沢元彦より)
小論文の問題だが面白い内容

大岡家系図
TAMT